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オペラ座の夜よりシアー・ハート・アタックだよね

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どうも、ひとり世界です。

またまた音楽ネタで、今回はクィーンでございます。

 

◆代表アルバムはどれ? 

私がクィーンを聴いた最初のアルバムは『オペラ座の夜』でした。

 

ちょうど洋楽ロックに目覚めたころでしたので、当時音楽雑誌でクィーンの代表アルバム扱いされていたオペラ座の夜を買った覚えがあります。

 

このアルバムはかの有名な『ボヘミアン・ラプソディ』が収録されていますので、その流れで代表アルバム扱いになるんでしょう。

 

ですが、当時の私はハードロック志向だったので、ちょっ拍子抜けしたのを覚えております。

 

今となっては、良いアルバムだというのは評価できますが、とにかく分からなかった。

 

私の勝手な先入観からハードなロックを期待しちゃったんですね。

 

まぁ映画とか小説とかもそうですが、変な先入観や過剰な期待を持って入ると、あれれってなることがありますよね。まさにそれです。

 

◆ひとつ遡ってみる 

 

いつもならここでクィーンから距離を置いてしまうんですが、この時はもう一枚聴いてみようという事にして、ひとつ遡ってみました。

 

それが本題の3rdアルバム、シアー・ハート・アタックでございます。

 

 

Sheer Heart Attack (2011 Remaster)

Sheer Heart Attack (2011 Remaster)

  • 発売日: 2011/03/16
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

 

当時レコードだったんですが、針を落とした直後の

 

①ブライトン・ロック

 

まさに期待していたそれでした。お~なんてカッコいいんだぁ。これだよこれ。

曲もカッコいいいが、長めのディレイタイムを大胆に使ったギターソロ。こんなの初めて聞いたよって思ったものです。ブライアン流石だぁ。

 

②キラー・クィーン

 

ヒット曲ではありますが、個人的には好んで聴く曲ではありませんでした。ちょっと商業的な匂いを感じてしまったのかもしれません。なんせ天邪鬼なんで。

 

③テニメント・ファンスター

 

ロジャーの歌う曲です。ロジャーの曲は他のメンバーの曲とは一味違いますよね。ロジャーの曲は個性的でどれも好きだったなぁ。これもとても硬質な曲となってます。

 

④フリック・オブ・ザ・リスト

 

フレディの曲なんですが、実はこの曲が一番好きだったりします。

フレディらしい軽快なピアノから、アラビアンなギターのメロディ、そしてハードでオペラちっくに展開する。

そして最後悲し気に終わる。いいです。

 


Queen - Flick of the wrist (Live 1974)

 

⑤谷間のゆり

 

邦題にしちゃうとダサくなっちゃいますが、フレディ作の綺麗なバラードで名曲です。

この曲にも7つの海という歌詞が出てきます。フレディは7つの海が好きですね。

 

⑥ナウ・アイム・ヒア

 

映画ボヘミアン・ラプソディにも登場した、ブライアン作のハードロック。

こちらはフレディのボーカルに長めのディレイを使うという①を意識した曲となっております。ハードロック担当のブライアンらしくギターがカッコいいです。

 

⑦神々の業

 

フレディ作のバラードですが、神々の業って邦題は的を得てるんでしょうかねぇ。

題名からはもっと壮大な曲のイメージでしたが、ちょっとレトロなボーカルエフェクトをかけた綺麗な曲となっております。

 

⑧ストーン・コールド・クレイジー

 

珍しくメンバー全員で作詞作曲のようです。ハードなギターからラップ調のボーカルが入り、さらにハードに展開する。めちゃカッコいい曲となっております。

メタリカがカバーしております。それもカッコいいです。

 


Metallica -/ Stone Cold Crazy [Live Nimes 2009] 1080p HD(37,1080p)/HQ

 

⑧ディア・フレンズ
⑨ミスファイアー
⑩リロイ・ブラウン
 
⑧ブライアン作、1分ちょいのバラード。これも良いです。
⑨2分弱の初のジョン・ディーコン作。フレディやブライアンとうは違うタイプの曲になっています。ジョン・ディーコン節です。
⑩いかにもフレディっぽい遊び心満載の2分強の曲。
1曲づつ解説するのがきつくなってきました。
この辺は、ストーン・コールド・クレイジーから短い曲を畳みかけるように繋いできます。バラエティに富んでいて、かつ曲が短いので聴きてを飽きさせないようになっています。これは作戦なんでしょうか。
 
⑪シー・メイクス・ミー
 
ブライアン作のアコースティックギターアレンジの曲。アルバム全体の中では印象が薄い感じがしてしまいます。⑦~⑩までの流れが結構素晴らしいので、余計に印象が薄いです。
 
⑫神々の業(リヴィジテッド)
 
こちらの曲の方が邦題のイメージに合っており、壮大な曲となっております。たしかライブの最後にやってた曲じゃなかったかな。
これを最後にやられたら、観客大合唱となることでしょう。素晴らしいです。
 

◆まとめ 

ブライトン・ロックで始まることでハードロックのイメージが強くなりますが、アルバム1枚を通して聴くとクィーンらしいバラエティさ。

 

プロデューサーサイドからの要請かもしれませんが、全体的に短い曲が多いのも良いです。とても締まったアルバムになっています。

 

オペラ座の夜よりも、私には断然シアー・ハート・アタックです。

 

ただ、クィーンの歴史の中ではそんなに語られるアルバムではないです。どうしてもボヘミアン・ラプソディや伝説のチャンピオンに話が行っちゃいますのでねぇ。

 

その後もヒット曲満載だから、余計に語られなくなります。しかたなしです。

 

皆さんもYoutubeで簡単に聴けますので、長い自粛の夜に聴いてみてください。悪くないですよ。

 

それではまた。