どうも、ひとり世界です。
また音楽ネタなんですが、今回はUFOです。
UFOと言えば、ギタリスト:マイケル・シェンカーの存在だと思います。
でもそこじゃなくて、マイケル無しのUFOでございます。
◆FMラジオにお世話になった時代
私が20歳前後の頃、そう簡単にレコードをホイホイ買える状況ではありませんでした。
レンタルレコード店なるものもありましたが、それでもお金はかかるわけです。
そこでお世話になったのが、FMラジオでございます。
当時、いろんな新譜をまるごとFMラジオで流すという番組があったんですよね。
たしか夜中の3時頃に放送だったと思います。慎重にタイマーセットしてカセットテープに録音してました。
タイマーセットしても、心配で3時ちょっと前に目が覚めてしまうなんて事がよくありましたね。懐かしいです。
そうして録音して聴いたのが、UFOの「ワイルド・ウィリング・アンド・イノセント」です。
◆ポール・チャップマン
このアルバムはマイケル・シェンカー脱退後に出されたものです。
ギター担当はポール・チャップマン。作曲もやってます。
チャップマンはマイケルと同時にUFOに在籍していた時もありますが、マイケルと色々あったようで、一度脱退しています。
でもマイケルが脱退したことで、呼び戻されたという形ですね。
個人的想像ですが、大人気ギタリストのマイケル・シェンカーの後となると、かなりプレッシャーがあったと思います。
◆アルバム評
特にギタリストが誰だという先入観無しで聴いた覚えがあります。
ラジオでUFOの新譜を流すということで、録音して聴こうという流れでした。
そうです、UFOというバンドをそれほど聴いていたわけではないんです。
ですが聴いた結論は、「これいい」って感じでした。
必ずベストに入ってくるような飛びぬけた曲はないんですが、全体を通して佳作ぞろいです。
この辺の曲づくりには、チャップマンも貢献しているようですね。
問題のギタープレイですが、意識しているのかいないのか、オーソドックスにあまり前に出過ぎないプレイに徹しているように感じます。
このオーソドックスで控えめさが、アルバム全体を良い方向に導いています。
このアルバムの世間的な評価がよく分かりませんが、もっと評価されていいんじゃないかなぁ。アルバムもチャップマンも。
私は⑧プロフェッション・オブ・ヴァイオレンスという曲が大好きで、頑張ってギターコピーしました。完コピとはいかなかったけど。これも懐かしいです。
マイケル・シェンカーに勝るとは言いませんけど、劣ってはいない泣きのギター。
いいですね、チャップマン。
私はこのアルバムを初めて聴いてから十数年後、CDで買い直しました。それほど気に入ってたんですね。
◆まとめ
・ラジオにはお世話になった
・新譜丸ごと放送なんてやってた時代
・マイケル抜きのUFOもよい
・チャップマンはもっと評価されていい
・⑧をまた弾きたくなってきた
野球チームでもたまにありますが、キャラの立った人がいると一見強そうに感じます。
その人が抜けたらチームがガタガタになると思いますよね。でも、逆にチームにまとまりが出て良いチームになったりします。
「ワイルド・ウィリング・アンド・イノセント」はそんなアルバムです。
まだまだ続く自粛の長い夜に聴いてみてください。
最後にプロフェッション・オブ・ヴァイオレンスのオーケストラバージョンの動画を。
それではまた。