ひとり世界のFireブログ

音楽・投資・野球・ミニマリスト・なんでもありです

巨人のFAプロテクト戦略は大成功に終わった

f:id:hitorisekai:20191218232803p:plain

どうも、ひとり世界です。

巨人のFA参戦時に何かと話題になるのが、誰がプロテクトされて、誰が人的補償となるのかです。

 

◆大成功のプロテクト 

2018年シーズン終了時に行われたFAにおいて、巨人が獲得・放出したのが下記です。

丸佳浩(広島)  ⇔ 長野久義(巨人:ドラフト1位)

炭谷銀仁朗(西武)⇔ 内海哲也(巨人:自由獲得枠)

 

巨人が人的補償で放出することになった2選手は、ドラフト上位指名選手でチームに多大な貢献をしてきた2人です。

そして下の表が2人の大まかな巨人時代の成績と移籍後の成績です。

この表の移籍後の成績と年棒を見る限り、巨人のプロテクト戦略は大成功だったと言えます。

 

f:id:hitorisekai:20191218224519p:plain

 

f:id:hitorisekai:20191218224710p:plain

 

長野、内海の2人をプロテクトしなかった経緯は、過去に若い有望な選手をプロテクトせず、放出することとなり痛い目にあったからです。

主なところでは

大竹寛(広島)   ⇔ 一岡竜司(巨人)

相川亮二(ヤクルト)⇔ 奥村展征(巨人)

山口俊(横浜)   ⇔ 平良拳太郎(巨人)

 

でもまあ2019年シーズンは、山口、大竹の両投手が頑張ってくれました。

結果オーライですが、日本人は生え抜き選手が大好きですから、若い選手を持っていかれるのは批判が大きくなる訳です。

特に一岡(現広島)の放出が痛かったですね。

 

◆功労者のあつかい 

結果として、長野、内海のパターンで成功したので、今後はこの感じの若手有望株を守るプロテクト戦略が主流となるでしょう。

ですが、チームに大貢献した選手をこうして放出する事を続けていたら、内部の選手やファンから総スカンを食らう可能性大です。

どうする巨人。

 

FAは選手に与えられた制度なのでそこはいいんですが、人的補償が発生するとなると、こういう事が発生します。

だからと言って人的補償を無しにするとなると、リーグ全体の戦力バランスが大きく崩れてしまいます。

よく言われる事ですが、ドラフトを完全ウエーバー式にするか、ドラ1の指名権を無しにするとかの必要があります。

巨人は嫌がるでしょうね。

 

巨人、もう少し自前の選手を育てましょう。

長野選手が広島で干されているの見ると悲しくなります。

だいたい長野選手の成績が落ちだしたのは、膝をケガしてからです。

その膝もヤクルト戦で比屋根選手の打球をファインプレーした時に痛めたものです。

いわば公傷なんですよね。

ちょっと考えてあげてほしかった。

 

◆今後は 

しかし、結果として巨人のFAプロテクト戦略は成功してしまったので、今後が非常に難しくなりました。

若手を守るか、ベテラン功労者か。

どっちにしても巨人ファンから叩かれますけどね。

それにしても、人的補償って言葉、別の言い方ないんですかね。

聞こえが悪すぎます。

 

それではまた。